REC.008 夏目公一朗さん

1951年生まれ。武蔵野美術大学中退。(株)ソニー・ミュージックグールプ内各社や経営企画を経てアニメ部門へ。2003年に『鋼の錬金術士』がヒット。2007年〜2009年には劇場版アニメ『空の境界』（第一章〜第七章）などの企画に携わり、2010年に実写映画『時をかける少女』のエグゼクティブプロデューサーを担当。同年、アニメ『劇場版NARUTO-ナルト-疾風伝 ザ・ロストタワー』などを制作。テレビアニメでは『銀の匙 Silver Spoon』『マギ The kingdom of magic』『キルラキル』などの企画を担当。企画、制作、エグゼクティブプロデューサーとしての立場から多くのヒットアニメを手がけている。(株)アニプレックス代表取締役執行役員社長を経て、現在は一般社団法人アニメジャパン副理事長、(株)アニプレックス　スーパーバイザー、(株)KADOKAWA映像事業局戦略アドバイザー。

講義テーマ：アニメ業界の最前線と課題

提携講座7回目は(株)アニプレックス　スーパーバイザー、（株）KADOKAWA映像事業局戦略顧問の夏目公一朗さんを講師にお迎えしました。アニメ業界への就職を希望する学生が多いなか、今回で6年連続となる夏目さんの講義は「アニメ業界の最前線と課題」というテーマで行われました。長年、第一線で活躍する夏目さんのお話はまず『製作』と『制作』の違いから始まり、テレビアニメの制作費、劇場アニメの制作費とその回収、また、収益の種類などについて解説しました。そして今、アニメ業界が直面する課題を話され、学生にとっては、就活前に知るべき基本的な知識ばかりではなく、アニメ業界への就職事情など、大きなヒントを得た講義となりました。

講座日：2017年11月7日