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A.C.P.C.提携講座 ライブ・エンタテインメント論
提携講座/登壇講師インタビューseason 2

Interviewee

REC.002 夏目公一朗さん

(株)テレビ朝日 編成制作局エグゼクティブプロデューサー/ミュージックステーション チーフプロデューサー

プロフィールの詳細


CHAPTER.2
アニメ業界の全体像を制作進行係で学ぶ

― CGを希望する学生たちにアドバイスをお願いします。

夏目:大手のアニメスタジオではCG部門を有していますし、優秀な専門家が揃っています。CG専門の優秀なスタジオもいくつかありますので、学生たちにはそういうところを目指すという方法がありますね。

― CGマンというのは職人ですか?

夏目:もちろん最初は職人の道を究めていかなければならないのですが、そこから上はCG監督を目指して欲しいですね。全編CGのアニメを作るとなると、CG監督のポジションがかなり上になります。

― アニメ業界には下から上まで相当個性のある人がいる訳ですね。それを管理するのは制作管理ですか?

夏目:制作進行です。スタジオには全体の納期管理と予算管理を行なうラインプロデューサーがいます。時には監督が凝りに凝ってしまって、与えられた総制作費をオーバーしてしまう可能性もある訳ですけど、ラインプロデューサーはそれも管理して、監督をも押さえなければならない。そして、その下にデスク、さらに下に制作進行と言われる人達がいます。入社してすぐの場合、制作進行にまわされる方が多いです。

― アニメを描きたいという人も、制作進行に配属される可能性があるわけですね。

夏目:そういった場合もあります。つまり全体の流れを知るために、いきなりパーツの仕事をやるよりも、どういう職種の人達がいて、どんな仕事をしているかを学ばせるために制作進行に配属することもあります。ここから将来の監督やプロデューサーが育ったりもするんです。

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