A.C.P.C.提携講座 ライブ・エンタテインメント論
提携講座/登壇講師インタビューseason 2
CHAPTER.2
中途入社で即戦力に
― ミュージックステーションには、外部の制作会社も関わっているのですか?
山本:ミュージックステーションは自社制作番組です。外部のディレクターは何人もいますが、それは今のディレクターが他の番組で一緒にやっていた方などを誘って一緒にやっているだけで、決まった制作会社がある訳ではないです。
他の番組では、僕がいて、プロダクションさんがあって、という外注番組もあります。それは社員がメインでいて、それを助けてくれるディレクターとADがいろんな制作会社に属していて、一緒にやっている感じです。
― どうしてもミュージックステーションで仕事をしたいと考えたとき、正社員という入り口ではなくて、アルバイトから入るなど、他の方法はあるのでしょうか?
山本:アルバイトはいませんけど、制作会社からADとして来ている人は何人もいます。また、弊社を受けて落ちたけど、テレビ番組を創りたいから制作会社に入って、その後一緒に番組を創ることになり、何年も一緒に仕事をして中途入社に至るケースも多いです。もの凄い売れっ子になって、入社を断られることもあるんですけどね(笑)。ミュージックステーションでも、途中で社員になってもらった人はたくさんいます。
― 現場での仕事ぶりから、一度の面接では伺い知れないことが分かるわけですね。
山本:実際に番組を一緒に創っている訳ですから、面接ではわからない感性などもわかるので、「この人は今欲しい」と。それを人事に言って、社員になってもらうケースは少なくないです。
― やはり力になりますか?
山本:即戦力です。
― 体育会系の学生はどうでしょう?
山本:昔は、体育会系の方が上下関係に慣れているというのはありましたけど、今は体育会系じゃなくても、ちゃんとしている人が多いと思いますね。
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