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A.C.P.C.提携講座 ライブ・エンタテインメント論
ゲスト講師リレーインタビュー (東京工科大学)season 4

夏目公一朗さん
Interviewee

REC.001 夏目公一朗さん

(株)アニプレックス取締役会長/一般社団法人アニメジャパン副理事長

プロフィールの詳細


CHAPTER.2
何にでも興味や幅広い好奇心を持って時間を無駄にしない

― エンタテインメント業界に就職するために、学生が視野を広げるためには、今、どんなことが必要でしょうか?

夏目:何でもいいから幅広いことに興味を持つべきです。家で寝ていないで、より多くの映画をみて、より多くの音楽を聴いて欲しいですね。よく、企業人になるためにどんな本を読んだ方がいいですかとか、この業界に入るためにはどんな本がおすすめですかと聞かれますが、小説でもドキュメンタリーでもどんなジャンルでもいいから幅広く本を読むということが一番大事だと思います。つまり、社会に出て「ものづくり」をやろうとすると、上司に仕えたり、外の監督だったりデザイナーの人と付き合ったり、部下を抱えるとなった時、すべてその方の幅広い人間的な蓄積がものをいうからなんです。仕事は、想定できないことが起こることが常ですから、そうすると培ってきた経験の広さ厚さが解決の糸口となっていくわけです。ですから、学生たちには幅広い教養を身につけるべきだと伝えたいですね。何にでも興味や幅広い好奇心を持って時間を無駄にしないで突っ込んでいきなさいと言いたいですね。

― なるほど、その通りだと思います。

夏目:それから例えばライブに行けば、観客が何に感動し何にブーイングをしているかということも知らず知らずのうちに自分で感じるわけですね。直に感じることが大事です。アニメもそうですけど、実際に自分が世の中に送り出す側になった時に、自分が何に感動したか、何に不満足さを覚えたかとか、不快さを覚えたことの感覚、それは誰よりも多く経験している人が、正しい判断がしやすくなると思います。そこが鈍感だとエンタテインメントを送り出す側としては力不足になってしまいますね。

― 感覚的な良し悪しを感じるセンサーは、ライブなどの経験からも身に付いていくわけですね。

夏目:そうですね。何で楽しかったのか、あるいはどうして面白くなかったのかということを客観的に分析し、それを積み重ねることで、その人なりのセンサーは磨かれて行くものだと思うんですね。それはクリエイティブやマーケティングをやる人にとって必須の感覚だと思います。

― どんな新人を求めていますか?

夏目:特定の形は無いんです。要は好奇心旺盛で心身がタフな方、そこに尽きますね。身体だけじゃなくて心が弱い若い人が増えているような気がしますが、仕事が思ったように進まないとか、人間関係がうまくいかないとかは多かれ少なかれ誰にでもあります。仕事はもちろんそれ以外のことにも好奇心旺盛に生きること。自分が発展することに前のめりの方であれば、チャンスは無限にあると思います。

― ありがとうございました。

(次回は、映画プロデューサーの吉田浩二さんです。)

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