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A.C.P.C.提携講座 ライブ・エンタテインメント論
ゲスト講師リレーインタビュー (東京工科大学)season 4

吉田浩二さん
Interviewee

REC.002 吉田浩二さん

映画プロデューサー

プロフィールの詳細


CHAPTER.2
人との出会いはフィールドワーク

― ところで、映画はとても魅力のある世界ですが、その反面、ヒットしなければリスクが高いと聞きます。

吉田:製作してみなければ、ヒットするかどうかわからないという時に出資してもらっているわけですからね。その辺の仕事をやり続けていくエネルギーというんですか、普通の方だと胃がもたないと思います。 100作品の中でもヒットするのは10本ぐらいで、それも8本は収支とんとんです。2%の夢を求めて、というのは極論ですけど、そのリスクヘッジをするために製作委員会方式がとられ、テレビ局や広告代理店が宣伝をし、要は負けない勝負に持ち込むのが昨今の日本映画です。ですから、尖った作品は生まれにくいですよね。

― そういったなかで、30年間も映画のお仕事を続けられているのはどうしてですか?

吉田:好きな仕事ですからね。モチベーションを保っているのは、本当にいい作品に出会っているからだと思います。

― 映画の道へ進みたい学生たちにアドバイスをお願いします。

吉田:基本的には映画会社やテレビ局などの会社に就職して、ハウスプロデューサーになるのが一番です。しかし、今は毎年のように採用していないですから、そのハードルは非常に高く、そうなるとどうすれば入れるのかを最初に考えることです。その人が必要とされているところに潜り込むというのが発想として重要ですね。

― ということは、映画配給会社もいいわけですね。

吉田:もちろんそれもあります。宣伝マンから製作プロデューサーになることもありますし、製作プロデューサーから宣伝マンになることもあります。配給会社というと映画会社が宣伝をアウトソーシングしているので、宣伝会社に入るのも一つですね。しかし、まだまだ方法はあります。小さなプロダクションでも下積みに適したところはありますし、これは足を使って自分の目で探して欲しいです。

― もしアシスタントなり新人を吉田先生が必要とするならば、どんなルーキーがいいですか?

吉田:フットワークがよく、気が利き、不眠不休でもへこたれず、やる気のある人。体力があって素直な人ですね。

― 最後になりますが、学生時代に視野を広げるためには、どんなことをすればよろしいでしょうか?

吉田:僕の経験や体験からだと、それは世の中の森羅万象に興味を持って、いかに人と出会うか。僕はそれをフィールドワークって呼んでいるけど、いかにフィールドワークを積み重ねるか。僕の財産はそれだけです。やってきたこと、経験したこと、人との出会いが次に繋がっていて、もうそれに尽きます。そのための一つの方法として、学生時代には旅をたくさんして欲しいですね。

― ありがとうございました。

(次回は、ワタナベエンターテインメント取締役の吉田雄生さんです。)

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