A.C.P.C.提携講座 ライブ・エンタテインメント論
提携講座/登壇講師インタビューseason 1
CHAPTER.6
僕らに理解できない話を求めている
― 御社ではどんな人材を求めていますか?
杉本:最近、割と多くの若い人たちがテンプレートに押し込められたように、考え方がパターン化しているように思えます。ですので、考える人、考えることのできる人です。
― テンプレートは、雛型とか定型書式と言った意味がありますが、つまり独創的な発想をする人材を求めているわけですか?
杉本:狙いすぎではなく、僕らに理解できない話をできる人です。ですから、僕らにとっては、「凄いね」って言うのは誉め言葉ではなく、「何を言っているの?」の方が、必要としている人材に対して正しい反応じゃないかな。そもそも新しい発想は、前例がないわけですから、話したとき、すぐに理解されるはずがないわけですよ。
― 今日の学生はいかがでしたか?
杉本:一定の学生たちは相槌を打ちながらメモを取り、また、かなり熱心な方がいました。そういう方々が授業というコンテンツづくりに参加し、今日の授業は、僕としてもコンテンツになったな、と思っています。
― ありがとうございました。
(次回は、怒髪天のVOCALの増子直純さんです。)
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