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A.C.P.C.提携講座 ライブ・エンタテインメント論
提携講座/登壇講師インタビューseason 1

Interviewee

REC.012 夏目公一朗さん

(株)アニプレックス代表取締役 執行役員社長

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CHAPTER.2
日本アニメの世界的人気の源流

― 日本のアニメは世界的に人気ですが、巨大産業になったその根源は何でしょうか?

夏目:ハリウッドの映画に比べればまだ巨大産業とは言えないと思っていますが、日本のアニメの絶対的要素として、日本で育った漫画本の文化があります。これはアメリカの漫画とも違うし、凄くストーリー性を持っており、世界中に影響を及ぼしています。そして、その漫画が一コマ一コマそのまま絵コンテになるような完成度で、アニメ化しやすかったというのはあると思いますね。

― 世界に乗り込んで行ったのは、いつ頃なのでしょう?

夏目:鉄腕アトム(海外名は「アストロボーイ」)の世界進出が60年代から始まって、マジンガーZ、ダイナミックプロの永井豪さん等が同じく60年代末から70年代にかけて、世界に対してアプローチをしていくわけですね。海外からも引き合いが来て、この辺が源流だと思います。そして海外の子どもたちに人気を博していく時代が、70年から80年代ではないでしょうか。日本で当時のアニメを支えていたのは、おもちゃ産業だと思います。テレビからアニメをどんどん商品化して、そのお金を提供料も含めてテレビ局に戻し、制作スタジオに戻し、ということで活発に制作がされていった。その中で手塚プロや東映アニメからも分派ができて、新しいスタジオが増えていったと思います。

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