×

会員ログイン

ログイン名
パスワード

A.C.P.C.アーカイブ限定コンテンツ A.C.P.C close up

A.C.P.C.提携講座 ライブ・エンタテインメント論
ゲスト講師リレーインタビュー (東京工科大学)season 2

Interviewee

REC.011 松尾健司さん

(株)J-WAVE編成局次長兼編成部長

プロフィールの詳細


CHAPTER.1
一つのことを深堀りする大切さ

― メディアの世界で仕事をしたいと思う人たちにとって、どんなことが重要でしょうか?

松尾健司氏(以下松尾と敬称略):特殊能力がないとメディアに就職できないとか、特別な勉強をしないといけないのかといった話でいうと、メディアの中でもエンジニアリング、プログラミングなどテクニカルな分野ではもちろん専門的な知識は必要だと思います。でもソフト側の人間というのは、僕は特別な能力はなくていいと思うし、逆に言うとプロデュース力があれば、どの分野でもやっていけるんじゃないかなと思います。

― 学生たちのなかには、メディア業界のプロデューサーは奇抜で変わった人、みたいなイメージがいまだにあるようです。

松尾:僕が知る音楽業界の方で、見た目は個性的で奇天烈でも、中身はものすごく常識人で、一般企業のやり方をすごく勉強していたりします。音楽畑のことだけを考えている訳じゃない。エンタテインメントのことだけを考えていればメディアでやっていけるかというと、そう甘いものではないと思いますよ。

― 甘くないのは、入社してからの現場の経験で身を持って感じますよね。他の人たちの考え方などもわかるようになり、そうやって視野が広がっていくのでしょうね。

松尾:そうですね。他の業界でもメディア業界でも、好きなことばかりできるわけじゃないですからね。でも、仕事をつまらないと思ってしまうと、伸びないと思います。例えばリスナーへのプレゼント発送で、グッズをどうラッピングするか、どうお礼の文面を入れるか、あるいはプレゼントを送った人たちのデータベースをどう管理するかなど、そこで創意工夫ができる人は伸び方が早いと思います。今はAD(アシスタントディレクター)でも、気持ちはプロデューサーでやって欲しいんですよね。そういう感覚でやれている人は、すぐにいいディレクター、チーフ・ディレクターから、いずれプロデューサーにもなれる可能性があると思います。

― いいお話ですね。どんな仕事でも楽しむというか、創意工夫によってプロデュース力をつけていくわけですね。それでは学生時代にその下地を作るには、どんなことをしておけばいいと思いますか?

松尾:何か一つのことを突き詰めてみるのがいいと思いますね。何故かというと、一つのことはいろんなところに連鎖していきます。例えば、アニメだったら映画にも、音楽にも舞台にも漫画にもアンテナが広がっていくし、小説、文学あるいは宇宙科学に広がるかもしれない。アニメや小説などをちょこちょこ読むよりも、一つの作品をとことん突き詰めた方が実は見聞が広がるし、そうすると深堀りできる力や好奇心のアンテナを広げてくれると思うんです。熱中してやって欲しいですね。

ページトップ

Copyright©ACPC. All rights reserved.