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A.C.P.C.提携講座 ライブ・エンタテインメント論
ゲスト講師リレーインタビュー (東京工科大学)season 2

Interviewee

REC.015 増子直純さん

怒髪天Vocal

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CHAPTER.1
まだ開いてないページが一杯ある

― 今日の講義で、増子さんから学生に対して「やらなきゃいけないと思ったらできるんだよ」というお話をされましたが、もう一度詳しくお伺いしたいと思います。

増子直純氏(以下増子と敬称略):人間って元々そういうもので、やらなくていいこと、大変な事はできればやりたくない。でもやらなきゃならないとなったら、やるしかない。そしたら「できるようにならざるを得ない」というか。これはもう、努力とかの問題ではなく、それをやらなきゃ飯が食えないという、いわゆる生きるか死ぬかに関われば誰でもやるんです。最初はそれでよくて、そこから責任感や、周りに迷惑かけることを肌で感じて、後からいろいろ思えばいいんであって、まずは飯を食うためにこれをやらなきゃならないと思えば、できるようになりますよ。

― まずは自分で仕事して、飯を食うということを体験しないと、ピンとこないですよね。

増子:そうですね。それが生き甲斐であったり、人としてのプライドにも繋がっていきますからね。自分の腕で飯を食っているんだ、と。それによって頑張れることもあるし、それは後にわかりますよ、誰かが教えなくても。

― 学生たちは傷つくことが怖いんでしょうね。

増子:そうでしょうね。誰でもそうでしょうけど。

― 特にあの世代は。

増子:真剣ですからね。このくらいの傷ならいいか、とは思えない。例えば革製品でもそうですけど、人間も同じで、傷がついてクタクタになることが逆に味になるからいい、とはまだ思えない。まだ買ったばかりの新品だから傷つけたくない、それに近い感じかな。でも、それが若いということだし、我々が今持っているものは、年を経ているからのものであって、若いやつらは持っていない。けれど、俺たちがいろんなところで失くしてきたものを、彼らは持っていますからね。それはどっこいどっこいですよ。まだ開いてないページが一杯あるのは、凄くステキなことですよね。だから何でもやってみればいい。自分が何に向いているかなんていうのは、自ずと結果としてついてくるもので、やる前からわかるものじゃないですよ。

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