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A.C.P.C.提携講座 ライブ・エンタテインメント論
ゲスト講師リレーインタビュー (東京工科大学)season 3

松武秀樹さん
Interviewee

REC.005 松武秀樹さん

作曲・編曲家、シンセサイザープログラマー

プロフィールの詳細


CHAPTER.2
仕事で最も大切にしていること

― ゲスト講師の皆さんに共通のテーマで「仕事で最も大切にしていること」という質問をしています。松武さんが大切にしていることを教えていただけますか?

松武:学生たちにも「この道で生きていくなら、諦めないでやり続けよう」と話しましたが、僕が大事にしていることは「あと一歩、もう一歩頑張ること」です。
今の時代は、ありきたりの言葉ですけど情報が溢れていて何でもかんでもネットの中から調べて吸い上げて知ることができます。
でも、それが正しいか正しくないかは、深堀りをして底まで研究をしてみなければ、判断もできない。僕は昔のことが凄いなどとは学生に言いたくなくて、いまある状況を自分なりの判断できちんとできればいいと思っています。要するに正しいか正しくないかは人から習うのではなく、自分から確認しにいってもらいたいし、そういう生き方を貫き通すべきだと思います。その為にも、「あと一歩、もう一歩頑張ること」が大事になってきます。

― そのことの積み重ねは大きいですよね。

松武:いまは僕らの時代よりも情報が溢れている分、情報の判断をどの時点できっちりできるか、その整理整頓が重要です。それができる人間が、これからのエンタテインメントや音楽業界を担っていくと思うんです。

― その方法を学ぶには座学だけではないんですよね。

松武:どんな時代でも直感的な能力というか、これはきっと売れるという洞察力は昔もいまも変わらないと思います。そういった力がいまの時代に刺さる、時代に合っているコンテンツを創る。コンテンツが乱立している分、やはり刺さるコンテンツが創れるかどうか、情報の判断が重要となってくるわけです。

― ボーカロイドについてはどのようにお考えですか?

松武:今後どうなるかは何とも分かりませんが、今日の講義でもちょっと話したように、とんでもないことをやろうとしています。まだはっきりしたことは言えませんが、アナログにより近づくという言い方ですかね。そこの部分がどんどんデジタルの力で改良されていくことで、単にデジタルが凄いと驚く時代は、僕はもう終るのではないかと思っているんです。
強いて言えば4Kとか8Kとかテレビが写真のようにきれいな画像になって、これがテレビ?という驚きはあるかもしれませんね。

― 最後に「あと一歩、もう一歩頑張る」ための方法を教えてください。

松武:最近思っていることですけど、音楽を生で聴くからこそ鳥肌が立つというか、例えばギターのソロで凄い演奏を聴いたとか、ライブを観て感じたことが、何より刺激的な経験値だと思うんです。これが「あと一歩、もう一歩頑張ること」のために、しなければいけない体験。なぜなら、これからいわゆるアナログ、それとデジタルの普遍的にある音源との比較をしていく時代だと思われるからです。

― 貴重なお話、有り難うございました。

(次回は音楽プロデューサーの野村達矢先生です)

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