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A.C.P.C.提携講座 ライブ・エンタテインメント論
ゲスト講師リレーインタビュー (東京工科大学)season 3

垂石克哉さん
Interviewee

REC.010 垂石克哉さん

オリコン株式会社代表取締役副社長/オリコン・リサーチ株式会社取締役/オリコン・エンタテインメント株式会社取締役

プロフィールの詳細


CHAPTER.1
音楽産業の発展への貢献を絶対に忘れない

― 創業者の小池聰行さんによって株式会社オリジナルコンフィデンス(現:オリコン株式会社)が創立されたのが1967年と、約半世紀もの歴史があります。かつてチャートのデータは電話を使って収集したと聞きますが、ネット時代ではどのように変化したのでしょうか?

垂石克哉さん(以下垂石と敬称略):昔はデータをもらうのが大変で、レコード店などに電話をかけて、一軒ずつヒットの50位ぐらいまでを聞くんです。それを全部書き取り、電卓で計算して数字を出していく作業でした。これは推定誤差も大きかったけど、その代わり肌でランキングの熱気を感じましたね。今はネット時代になって、データ提供の承認がとれれば自動的にPCからPCにデータがさっと移動していくので、集めることは当時よりは随分と楽になりましたよね。ただ、その分、今は握手会等の即売のデータが増えましたので、そちらの確認・集計が大変になっていますね。

― 垂石先生から見て、当時の社員と現在の若い社員に違いはありますか?

垂石:昔は野武士みたいな面白い人がいましたね。今は、特に雑誌ではなくWEBが中心のビジネスになっていて、WEBは毎日締切があるような、ないような結構大変ななかで、僕が若い頃でもこんなにたくさん記事を書いてないぞというぐらいの量もこなし、業務に真摯に取り組んでいます。彼らのそういったスキルはすごいけど、かつてのような自分のやり方で人の懐に飛び込んでいって仲間を増やす、みたいなことは少なくなっている気はします。

― 垂石先生は、入社されて41年になりますが、これまでお仕事で大切にしてきたことはどんなことでしょうか?

垂石:僕は、音楽産業の発展への貢献を絶対に忘れないことをずっと大事にしてきました。オリコンのランキングの効果は、認知の拡大やヒット増幅の効果もあり、そのおかげで弊社のビジネスが成り立っているわけです。ただそれだけではなくて、例えば自分が編集をやっているときは、新人アーティストが一人でも多くの目に触れるように、積極的にニュースとして取り上げるなど、ランキング以外の部分でいかに産業拡大に貢献できるかを考えてきましたね。それと、ユーザーにはその時々のリアルな情報をダイレクトに伝えるのも、大切にしてきたことですね。小池聰行先代社長がこのビジネスを考えついた時、山野楽器さん他の全国のレコード店が積極的に協力してくれたこともあり、ビジネスとして軌道にのったんですね。その後は各レコード会社も様々な形でオリコンの成長に協力していただきました。ですから、若い人たちにも、音楽産業への貢献をとにかく頭に入れてやって欲しいという話はしています。

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