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A.C.P.C.提携講座 ライブ・エンタテインメント論
ゲスト講師リレーインタビュー (東京工科大学)season 4

目黒敦さん
Interviewee

REC.007 目黒敦さん

ウォルト・ディズニー・ジャパン、日本&アジア・パシフィックミュージック担当、キャラクター・ボイス・グループ エグゼクティブディレクター

プロフィールの詳細


CHAPTER.2
好きだからこそ、それを伝える力もみなぎる

― 大学時代、就職についてはどのようにお考えでしたか?

目黒:やはり給料がいいとか将来性があるとか、頭でっかちになればいくらでも考えようはあるけど、結局はお金や未来は見通しが定かではないから、最終的には自分が好きなものが一番、みたいなところに収まり、日本でソニー・ミュージックエンタテインメントに入社しました。音楽が好きだったから、それに携わるだけでも幸せだろうという思いと、好きだからこそ、それを伝える力もみなぎると考えていました。

― ソニー・ミュージックではどのようなお仕事をなさったのですか?

目黒:自分がアーティストにどう貢献できるのかを考えてみたら、やっぱり仕事の根幹は契約書なのかなと思いました。まずはお金の流れがわからないと、レコード会社の仕組みは原盤や出版など複雑なので、全体像が見えないと思い、最初の3年間は国際契約の部署を希望しました。
そのあとはテレビのプロモーションや、マライア・キャリー、マイケル・ボルトンを担当し、A&R(アーティストの発掘、契約、育成を行う部署)や洋楽のライセンス業務に携わりました。
入社5年目でニューヨークに転勤後は、久保田利伸やdj honda、日本に戻ってからはスーザン・ボイル、ビヨンセ、オアシスなどの担当をしました。

― その後、目黒先生はディズニーに転職されますが、ソニー・ミュージックでの経験で役に立ったのはどんなことですか?

目黒:ディズニーは映画業界、音楽業界で幅の広い事業を行っていますが、学生時代を含め、ソニー・ミュージックで経験したすべてを投入しています。無駄だったものは一つもありません。

― エンタテインメント業界に就職したいという学生に、目黒先生からアドバイスをいただけますか。

目黒:やはり自分の好きが一番の基準ですよね。その会社の事業内容がどこかで面白いと思えて、そのなかで、エンタテインメント業界に入っても一般消費者としての目は失っちゃいけないし、共感力が重要な世の中になっていく気がしますね。この業界は、最終的にはお客さんがいてアーティストがいる。そこをどうつないでいくかという仕事なので、大学生活のなかで相手の立場に立って理解し、感じ、考える能力を磨いて欲しいです。それから前向きな精神を持ち、何でも明るく捉える人には、上の人たちはいくらでも教えられるしアドバイスもできますよね。

― 先程、「仕事の根幹は契約書」とお話いただきましたが、契約のことを学ぶために、読んでおくといい本がありましたら教えてください。

目黒:『This Business of Music』という英語の本があるんです。これをソニー・ミュージックに入った時、最初に渡されました。この本はある種専門的ですが、ベーシックに勉強するとなると、最近では様々な本が出ていますよね。

― こちらでも調べたところ、『よくわかる音楽著作権ビジネス 基礎編』(安藤和弘著・リットーミュージック)や『最新・音楽著作権ビジネス〜原盤権から配信ビジネスまで』(鹿毛丈司著・ヤマハミュージックメディア)などがあります。

目黒:そういった著作権に関する本を、学生のうちに読んでおくと凄くいいと思います。

「よくわかる音楽著作権ビジネス 基礎編」(著者:安藤和弘/リットーミュージック)

― 本日は誠にありがとうございました。

(次回はソロアーティスト、プロデューサーのクレイ勇輝さんです。)

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