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A.C.P.C.提携講座 ライブ・エンタテインメント論
ゲスト講師リレーインタビュー (東京工科大学)season 4

美藤宏一郎さん
Interviewee

REC.011 美藤宏一郎さん

株式会社エムアップ代表取締役

プロフィールの詳細


CHAPTER.1
人より上に行こうと思ったら、人よりたくさん働くこと

― 本日の講義では、ベンチャーとして会社を立ち上げ、上場するまでの流れをお話いただきました。学生たちはいかがでしたか?

美藤宏一郎さん(以下、美藤と敬称略):壇上から見ていると、キラキラしている学生がいましたね。会社を経営するようになってから僕が気になることは、すぐに辞めていく人が少なくないことです。これは目標を持たずに入ってきたのか、上手くいかなくなると目にも輝きがなくなってしまいます。そういう意味ではキラキラしてくれているのは、僕の思いが伝わっているんだと、しゃべりながら嬉しかったですね。いい学生がいるなと思いました。

― 学生にとって自分で起業することを想像するのは自身を奮い立たせますし、とても興味深い講義だったと思います。

美藤:ちょうど自分が今日の学生たちと同じ歳の頃、何でも吸収しようと思っていましたし、自分がそうだったから今の自分があるという再認識にもなりました。

― やはり起業するための本などを読んでいたのですか?

美藤:そうですね。参考になる本はたくさん出ていますから、どんな本でもよいので興味ある一冊を真剣に読んで、わからないことを調べることと、起業や会社法人などについては、学生でも参加できる全10回ぐらいのセミナーがあるので、そういったセミナーに自ら行ってみるのもよいと思います。

― 学生時代にはどんなことに興味を持っていたのですか?

美藤:自分の夢を叶えるためにはどうすればいいのか、どういうことをやりたいのか、ディレクターになりたいのか、プロモーターになりたいのか、それで目標を作ってやっていました。キョードー東京へバイトで入ってわかったことは、自分を伸ばすためにはたくさん働くしかないな、ということでした。人が8時間働くところを10時間、12時間働くことで見えてくることがあって、体力あるやつもいれば、頭がすごくいいやつもいる。でも、それより人より上に行こうと思ったら、人よりたくさん働くことです。

― レコード会社で社員になられてからはどうでしたか?

美藤:土・日はコンサートがあるんですね。社員は、夕方6時の開演だったら5時頃に行って挨拶をして、招待客の受付をして、終ったら帰るわけです。それを僕はお昼前の11時に行って、事務所の人たちを迎え、リハーサルから付き合う。そうするとアーティストも事務所も「担当じゃないのになぜ?」って。僕は「本番のときはあまり観られないので、リハから見せてください」と言って、終ってからも、土・日だろうが打ち上げまで行って全部付き合っていました。そうすると、そのアーティストがあいつを担当にして欲しいと言ってくれて、一緒に仕事ができるようになり、誰よりも早くチャンスがくるような行動をしていました。

― 美藤先生は、2004年にエムアップという会社を設立し、2012年に東証マザーズ上場。8年で上場を果たしましたが、いつ頃から起業をお考えだったのでしょうか?

美藤:僕は学生時代にキョードー東京でアルバイトを始め、卒業後にビクター音楽産業に中途入社しました。その後東芝EMIへ移り、そして1997年にX JAPANが解散するとき、hideからソロ活動をするので事務所をやって欲しいという話がありました。彼はその頃からすでにホームページやブログもやり「これからはインターネットの時代になる。インターネットで音楽を聴く世の中になるよ」と話していました。みなさんご存知のようにhideは98年に亡くなってしまいますが、僕は、彼のその言葉に賭けてみようと思い、また、それが供養になればという思いで2004年にエムアップを立ち上げました。上場を考えたのは、上場することでより信頼を得られるというのが大きな理由です。

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