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A.C.P.C.提携講座 ライブ・エンタテインメント論
提携講座/登壇講師インタビューseason 7

美藤宏一郎さん
Interviewee

REC.004 美藤宏一郎さん

(株)エムアップ代表取締役

プロフィールの詳細


CHAPTER.1
株式とは?

美藤宏一郎さんの講義は、株式会社を設立するために必要な資本金の説明から始まりました。

資本金
■会社の運営にあてるためのお金。
■事業に賛同する人から集める。(自己出資もOK)
■返済する義務はない。(銀行等に借りたら利子が発生し、必ず返済しなければならない)
■会社が利益を生み出すようになり、株に価値が付いた場合は売却できる。
■会社が赤字の場合、会社の価値(時価総額)は1円。

「会社の運営にあてるためのお金を資本金といい、これは事業に賛同する人から集めます。役員や事務所も決まったら法務局に登記します。また、給料は一度決めたら会社の利益の上下に関わらず1年間絶対に変えてはいけません。そして会社をつくるにはどうしたらいいのか、次に説明します」

■資本金を用意する。→資本金は1円でもOK
(2006年までは1000万円が必要だった。起業しやすいように会社法が改正され、資本金1円でも会社設立が可能に)
■役員や事務所、仕事の内容を決める。役員は、最低4人が必要。
①代表取締役(経営責任者)
②取締役2人(業務執行者)
③監査役(コーポレートガバナンス。会社に不正がないかチェックする人)会社の事務所は、自分の家やアパートでも可能
■法務局で登記する。
(法務局のホームページに形式が掲載されており、それにしたがって登記する。登記費用に約24万円が必要)

「ここで給料はどうなるかというと、社長の給料は自由に決められるが1年間は同額でなければなりません。0円にしたら、1年間は0円、10万円にしたら10万円。そして最低限、会社を運営していくには、役員4人の給料が必要になります。給料を8万円に設定した場合、月8万円✖️4人✖️12ヵ月=384万円。
しかし、学生時代に仲間たちと起業するとしたら、同じ目標を持って頑張ったら0円でもやっていけるかもしれない。これが、学生時代に起業する最大のメリットだと僕は思います。」

学生時代に、また、いずれ起業を目指している学生には響く言葉でした。
学生たちは真剣な表情で聞き入ります。

「みなさんは、みなさんと同じ学生時代に起業した(株)リブセンスの村上太一さん、(株)アドウェイズの岡村陽久さんをご存じですか?」と美藤氏は学生に質問し、若きITの成功者がなぜ成功したのか、刺激的な話が続きます。

「村上太一さんは早稲田大学の在学中、20歳のときにアルバイト情報のウェブサイト『ジョブセンス』(現:マッハバイト)を開設し、史上最年少の25歳1ヵ月で東証マザーズに上場を果たしました。彼は、それまでの転職サイトにはなかったアイデアを考え、また、(株)アドウェイズの岡村陽久さんは若くしていろいろな仕事につき、21歳でインターネットの広告代理店を起業し、26歳で東証マザーズに上場しています。これは村上さんが上場するまでの最年少記録でした。また、これから有望なベンチャーに(株)スパイバーという会社があり、ここはクモの糸を活用した繊維の開発に挑戦しています。社長の関山和秀さんは大学院在籍時の24歳で起業しています。同じく24歳のときに広告制作を手がけるデジタル・クリエイティブ・エージェンシー、(株)ワントゥ-テンを立ち上げたのが澤邊芳明さん。彼は学生のときに大きな事故に遭って、それを乗り越えて起業しています。」と美藤さんは説明し、次にこんなことを語りました。

「彼らは事業を成功させているのですが、彼らのように学生時代に起業するとしたら、仲間全員が給料ゼロでもやってみたいと思ったらどうでしょうか? 僕は、これが学生時代に起業する最大のメリットだと思います。社会に出て、結婚して子どもができたらこういったことは難しくなっていきます。ビジネスだけは、誰にでも平等に戦えるステージです。学生時代に起業するのがすぐには無理だとしても、会社に入り経験を積んで起業することもありだと思います。」

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