A.C.P.C.提携講座 産業概論から実務的なビジネス論まで幅広いテーマの講義を展開
メディア特別講義Ⅱライブ・エンタテインメント論
ライブエンタテインメント論東京工科大学実施
2017年11月14日
次に小橋さんは、「昔の話はこの辺にして、スクリーンを見てください」と言い、これまでの小橋さんの仕事ぶりがよくわかる自社LeaRの映像を流しました。数々の大手企業がクライントとなった様々なイベントが紹介されており、その映像がまた素晴らしいもので、学生たちは食い入るように映像を見つめていました。
(http://learinc.space/#)
小橋さんは、クリエィティブディレクターとして、「気づき」が大切だと学生に向かって熱く話します。
例えば、自然のなかに身を置くことで、自然からの「気づき」があると言います。小橋さん自身、いつもとは違う道や自然あふれる場所をゆっくりと散歩することで、いつにない風景や空気感を感じ、そのなかでの「気づき」から、ちょっと角度が変わった企画を考えることもあるそうです。
また、バイト先でこれまで話したことのない、例えば目上の店長と話してみることで、その人に対しての固定観念が変わることもあると学生に語りました。ここでもそれまでになかった「気づき」が生まれたそうです。そういった日常生活のなかにあるささやかなものを常に意識してエンタテインメントの世界に向かって欲しいと、小橋さんは講義を締めくくりました。
講義終了間際には、挙手して質問する学生が多く、「ULTRA JAPANをプロデースしたきっかけを教えてください」といった質問がされました。小橋さんは「アメリカを旅行中に路上で偶然友達の日本人DJと会い、彼にそのイベントの存在を教えてもらい、観に行ったことから始まりました」と答えました。旅における出会いの大切さばかりではなく、小橋さんの積極的な行動力を再認識する機会となり、学生たちには、これからのクリエイティブな取り組みについて「気づき」という視線や発想のヒントを与え、さらには、どん底から現在の活躍に至る小橋さんの生き方に勇気とエネルギーをもらう講義となりました。
次回は、(株)ワタナベエンターテインメント 取締役 第二マネージメント本部担当役員、吉田雄生さんです。