A.C.P.C.提携講座 ライブ・エンタテインメント論
提携講座/登壇講師インタビューseason 1
CHAPTER.3
生放送にこだわるわけ
― 25年もの間、「ミュージックステーション」は生放送ですが、このこだわりは、どこからきているのですか?
山本:ライブへ行くとファンのワクワクに自分も伝染していることが分かります。アーティストの生のオーラは、やはりライブを見てみないと分からないものです。テレビ屋としては、それを伝えたくて生放送にこだわっていると思いますね。録画だと、「もし間違えても取り直せばいい」と思って歌う部分があります。「今、この瞬間に何千万人の人が歌を聴いてくれている」と思って歌う生放送にはかなわないし、歌詞を間違えても、音程がはずれても、持っている魅力は生放送のほうが伝わります。
― 山本さんが、年間140本のライブを見ておられるというのは、やはりワクワクがお仕事のエネルギーの源泉になっているからですね。
山本:そうでしょうね。ライブを見て、次に番組のブッキングをしているときでも、ライブの興奮がどこか残っていますからね。
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