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A.C.P.C.提携講座 ライブ・エンタテインメント論
提携講座/登壇講師インタビューseason 1

Interviewee

REC.006 目黒敦さん

ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
日本&アジア・パシフィック担当、ミュージック・グループ/キャラクター・ボイス・グループ エグゼクティブ・ディレクター

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CHAPTER.4
音楽は、人生のサントラ

― 今後の音楽ビジネスについてのビジョンをお聞かせください。

目黒:全世界を見て仕事をしていると、日本、韓国、中国がゲームのところではリンクしていたり、テレビ番組制作では日本とロシアがコラボレーションしたりしています。スマホの影響もあって音楽出版はまだ成長分野です。
また、いわゆるレコードというよりは、日本でもそうですけどライブ・エンタテインメントに少しずつ軸足が移ってきていると思いますね。
CDを買うお客さんって日本は世界で1、2番じゃないですか。やっぱり物を買いたい、アーティストを応援したり、そのアートワークが好きとか、それも日本人の特性ですよね。
もうワンステップ先をみると、ディズニーのファンはグッズファンでもあるので、それこそキーチェーンがついているとか、CDを音楽のメディアとしてではなく、パークのものにはステッカーが入っていて、数量限定にするとか、心をこめて特別な商品を作ることが重要な気がします。

― それは付加価値になりますね。

目黒:それから、例えば同じ映画の予告編でも、ハリウッドが作る予告編と日本が編集する予告編で、アジア地区のスタッフにどっちがいい?と聞くと、十中八九、日本の方がいいと言います。日本人ってラブロマンスだとか気持ちとかに響きますよね。そういう感性の部分でも、まだまだ日本から発信できることってあるんじゃないかと思っています。

― アメリカで長年ビジネスをされて、どういった考えを持ちましたか?

目黒:どんなに会社が大きくても、結局は一対一ということ。クリエイティブは、どうしても「こうしたい!」ということがいろんな形であり、そして、やったことがない不安は誰しもあります。 でも僕は、一個一個その通りになっていくように、アーティストのメンタルを含めてアシストしていくのが自分の仕事かなと思って。

― 最後になりますが、今日の学生はいかがでしたか?

目黒:僕もディズニーではまだ新米なので、そういうことを聞きたいよね、と思う学生からの質問はたくさんいただきました。

― 本日は貴重なお話、有り難うございました。

(次回は、オリコン・エンタテインメント株式会社 取締役の垂石克哉さんです。)

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