A.C.P.C.提携講座 ライブ・エンタテインメント論
提携講座/登壇講師インタビューseason 1
CHAPTER.3
学生たちに聴いてほしい曲
― 今日の学生はいかがでしたか?
垂石:こちらの問いかけにも良く反応してくれて、きちんと聞いていてくれるのがうれしかったですね。本当は学生さんたちから事前に提出されていた質問にも答えようと色々考えていたのですが、残念ながら時間が押してしまい話ができませんでした。
中には「先生がこれから推すのはどんな作品やアーティストですか?」というのもあり、これに答えられるのは嬉しいなと思い、曲も用意してきてたんです(笑)。
― その曲をぜひ教えてください。
垂石:僕が注目しているのは高橋優君というワーナーミュージック・ジャパン所属のシンガー・ソングライターで、彼の「少年であれ」という曲がとてもいいんです。これは学生の方全員に是非聴いてもらいたいですね。2年くらい前の作品なんですが、感動的なそして勇気をもらえる作品です。
「少年であれ」
http://www.youtube.com/watch?v=7FFDFNPeoe0
垂石:高橋君自体は往年のフォークシンガーの気概を持っているので以前から好きなアーティストなんですが、この作品は発売タイミングとは別のタイミングで偶然ラジオで聴いて感動したんですね。僕の心の琴線に触れたというか…。僕がそう感じた作品については積極的に人に伝えていこうと思っています。
何が売れるのかは、最終的には誰にもわからない部分もある。人それぞれ良いと思うものは違うんですから。ランキングでは売れている作品をクローズアップしているわけです。ですから僕個人としては、ランキングとは別の自分の琴線という指針で色々な作品やアーティストを積極的に推していこうと思っています。
― ところで、オリコンではどんな人材を必要としていますか?
垂石:やはり情熱を持って前向きに、仕事に取り組んで行く若者はいつの時代にも必要とされていると思います。なおかつ、一を聞いて百をやってくれるならば最高ですね(笑)。最近は特に弊社もネットやモバイルの事業が巨大化していますので、そのスキルのある人は多少有利だと思います。
でも、基本は人ときちんとコミュニケーションがとれること。上司や同僚とコミュニケーションをとりながら、どんどんノウハウを蓄積してキャリアを積んで会社の中枢に入ってもらえればと思っています。 とにかく、色々なことを素直に吸収して、猪突猛進していく人材がいいですね。
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