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A.C.P.C.提携講座 ライブ・エンタテインメント論
講義内容一覧 (2013年度 東京工科大学実施)

第8回 グローバス社会の中の音楽コンテンツ

2013/11/26

メジャータレントを多く抱える芸能プロダクションであり、CM・テレビ番組などコンテンツの製作も手掛けるホリプロ代表取締役社長、堀義貴先生が登壇。今回の講義では『グローバル社会の中の音楽コンテンツ』をテーマに、エンタテインメントの未来を担う学生たちに、日本の音楽コンテンツの可能性について語りました。音楽コンテンツの現状について堀先生は「ライブ・エンタテインメントの分野は日々進化していて、世界的にも音楽が視聴されなくなったという事実はありません。しかし、音楽が“商品”として購入されなくなったという事実がある」と分析します。このことから、アーティストやコンテンツの魅力が市場に受け入れられるか、時代に合っているか、その魅力を引き出すタイミングが合っているかという判断をするマーケティングのセンスを磨くことは、非常に貴重であると語りました。また、将来の展望としては、アーティストの海外進出も視野にあるとのことでした。海外でも通用する日本のアーティストは想像する以上に数多く存在していて、市場とタイミングについて研究し開拓していけば、十分に成功の可能性はあるといいます。今後は、日本のアーティストが活躍できる新しい海外マーケットを探りたいと熱く語りました。

講師 堀義貴さん

ホリプロ 代表取締役会長兼社長/日本音楽事業者協会 副会長

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堀義貴さん

第9回 ディズニーのエンタテインメント精神

2013/12/03

エンタテインメントの最先端を走るウォルト・ディズニー・ジャパンのディレクター、目黒敦先生が登壇。ウォルト・ディズニー・ジャパンは、米国本社が展開する映画の製作・配給、ディズニーのエンタテインメントとライフスタイル・コンテンツの製作など、世界中の人々を夢中にさせる多彩なディズニーのビジネスを日本で管轄するためと、設立されたと経緯を説明されました。
目黒先生はその企業理念について、「ウォルト・ディズニーは“すべては一匹のネズミから始まった”と言いましたが、実はその前にもいくつもの失敗を乗り越えた歴史がありました。ディズニーの歴史は常にチャレンジしてきた歴史とも言える」と話されました。さらに、ウォルト・ディズニーはミッキーマウスを作る前にまず音楽のことを考えていたように、音楽は感動に基づいていて、その感動を再び呼び起こす力がある。ディズニーだからこそ、音楽にできることは無限大にあるはずと語りました。“Fun”(魅力的なキャラクター)、“Storytelling”(物語性)、“Innovation”(革新)、“Community”(共同体)、“Optimism”(前向きな精神)、“Quality”(品質)、“Decency”(品位)をとても大切にして商品作りをしている企業のスタンスを誇りに思うと語った後、学生たちに「ディズニーはハートのこもった特別なエンタテインメントを、これからもみなさんに届けます」と約束していました。

講師 目黒敦さん

ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 ディレクター 日本&アジア・パシフィック担当 ミュージック・グループ

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目黒敦さん

第10回 アイデアの作り方

2014/01/10

スピーカーに音楽プロデューサー松任谷正隆氏を迎えて行われました。会場が多くの学生で埋まる大盛況の中、『アイデアの作り方』をテーマに講義はスタート。音楽プロデューサーとして第一線で活躍してきた松任谷氏の仕事への意欲や音楽プロデューサー論とは。人見知りだった高校時代からバンド活動開始、大学時代のエピソード、夢の実現をめざすメディア学部の学生へのアドバイスまで、自身の軌跡と共に音楽プロデューサーとしてアイデアの生みだし方を語りました。
アイデアを生み出すトレーニングとして「自分の好きなこと、興味のあることの中で“なぜ?”と問答することが大事。例えば、何故この人は好きになれるのに、あの人は好きになれないんだろうとか、何故あの時は美味しかったんだろうとか。何故あのひと言が嫌な感じに聞こえたんだろうとか。問答をしていると、稚拙でもきっと何らかの答えが浮かんでくる。これかなと思っているうちに、何も考えていない人とは違う何かが出てくるはず。答えはチンプンカンプンでもいい。それを続ければ、そのうち、もっともっといろんなことがポップコーンのように、パーンとはじけるようになる」とお話になりました。
また学生とのディスカッションコーナーでも、「どんなに小さなアイデアも積み重ねれば面白いアイデアへと変わっていくもの。そういう小さな積み重ねを大事にしていけば、アイデアを生み出しやすい体質へと変わっていける」と学生にエールを送って下さいました。

講師 松任谷正隆さん

音楽プロデューサー

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松任谷正隆さん

第11回 ネット時代のアーティストプロモーションと海外展開

2013/12/17

ワタナベエンターテイメント取締役の吉田雄生先生が登壇。かつてラジオ放送に携わっていた経験を踏まえ、『ネット時代のアーティストプロモーションと海外展開』をテーマに講義を行いました。さらに後半には音楽プロダクションのマネジメント内容、音楽業界の展望など多彩な内容となりました。
吉田先生は、音楽とは元来、小さなコミュニティから発生した優れた音楽が「口コミ」によって受け継がれるものであると考えており、そのメディアが譜面やラジオ、レコード(CD)、SNSへと変化してきたと分析します。技術の拡散はメディアの品質低下をもたらしたが、一方、現代の主力であるインターネットは国籍や境界線などなく、情報交換のスピードも今までのメディアとは比べものにならない。その中で日本は、独自のインターネットサービスや音楽権利を確立したため、鎖国のような状況に陥ってしまっている。それゆえに日本が音楽を世界へ売り出すチャンスが遅れたのではないかと語りました。
このような現状を打破するためにも、国のクールジャパン戦略をチャンスと捉え活用することは日本の音楽プロダクションが世界へ進出するきっかけとしては、とても重要とのこと。このほか講義では、音楽に限らずエンタテインメント業界への就職をめざすなら、「何に」「どこに」感動したのかという分析ができる力を養ってほしいとのアドバイスもありました。そして最後に、マネージャーとはアーティストの付き人ではなく、プロデュースし売り出すための人間である。時には大胆に、思い切ったプランで売り出すことも必要であり、アーティストの魅力を引き出せる戦略を打ち出していけるかどうかでその人の実力が決まるとも語りました。

講師 吉田雄生さん

(株)ワタナベエンターテインメント 第二マネージメント本部 関西事業本部 担当取締役

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吉田雄生さん

第12回 コンテンツ産業の現状と今後の発展の方向性

2013/12/11

日本のコンテンツ産業振興に尽力する経済産業省の望月孝洋先生が登壇。国家戦略として発信されるコンテンツ産業の現状と将来性を考えていく興味深い講義となりました。海外ではクールジャパン戦略のもと日本のコンテンツへの人気が高まっているが、それも国によって浸透率が異なり、非常にムラがあるのが現状とのこと。また、日本が世界に向けて発信するだけでなく、海外コンテンツが日本でブームになることも多く、K-POPの台頭はまさにそれで、音楽産業では海外コンテンツの参入が顕著であると語りました。
世界のマーケットで言えば、日本の音楽産業の売り上げはアメリカに次いで2位。CDパッケージだけの売上では世界1位を記録するなど、その規模の大きさが伺えるが、コンテンツ産業の国内市場に目を向けると、「かつては同業他社が競争相手だったのに対して、現在は異なる事業構造を持つ企業がそれぞれのルールや方法で同じ市場と顧客を奪い合うという異業種他者という競争になってきている」とし、その動向にも注目する必要があるとのこと。このような状況の中、クリエイティブ、コンテンツなどの文化産業を世界に発信し、経済的に「大きく稼ぐ」クールジャパン戦略は重要で、経済産業省では近い将来、日本の経済成長を支えるひとつの柱となるようクールジャパン戦略を活性化させるために、人材育成やコンテンツの海外展開支援会社の設立、総合コンテンツフェスティバルの開催促進支援などを展開しているという。また、最近の課題として、ソーシャルゲーム事業の広まりによって引き起こされた諸問題への対応も迫られており、経済産業省の存在はそこに大きな意味を持つ、とまとめられました。

講師 望月孝洋さん

経済産業省 商務情報政策局 文化情報関連産業(メディアコンテンツ)課 課長補佐

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望月孝洋さん

第13回 メディアプロデュース法ラジオ局の最前線から

2013/12/18

J-WAVE編成局制作部長の松尾健司氏が講師として登壇。松尾氏はプロデューサーとしての立場から、音楽中心に番組を編成する都市型ラジオ放送局“J-WAVE”の紹介や、ラジオ番組の特性、ラジオ番組がどのように作られているかなど、ラジオというメディアの概略について解説されました。その上で、今回のテーマである『未来のラジオコンテンツ』の内容へと進み、現在、統計データ的には多くの人がラジオ番組を聴いているとされるが、ここ10年ぐらいの間に実はリスナーが30%も減少しているという状況を指摘。今後の課題は、いかに若い年齢層をラジオ番組に振り向かせ、聴いてもらえるかどうかと語りました。この課題をクリアするために、ラジオ番組の制作現場は大きく変化してきているといいます。インターネット配信に力を入れ、リアルタイムでリスナーの反応を番組に取り入れるため、Twitterなどのソーシャルメディアの活用も進み、ラジオ番組と新たなデジタル技術が融合するなど、未来のラジオへと進化は加速しつつあるとのこと。さらに、東日本大震災以降、人々のラジオに対する信頼度が高まり、社会を支えるインフラメディアとしての立ち位置が定まったこともラジオの未来にとって重要なことと語りました。
ラジオ番組のプロデューサーとしていちばん大切にしていることは「番組を作る場所を作ること」と語った松尾氏。講義の最後に送った学生へのアドバイスは、「座学だけでは企画力は身につかない。いろいろな人に会い、さまざまな場所に出かけることが大切である」「誰もが気がつくが、面倒臭くて誰もやらないことを、あえて考えて形にする」など、自身が数多くの番組づくりに活用した企画を立てるポイントについて伝授してくれました。

講師 松尾健司さん

J-WAVE編成局次長兼編成部長

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松尾健司さん

第14回 アーティストプロデュースと海外展開

2012/1/8

アミューズグループのレコードレーベルである株式会社A-Sketch代表取締役、相馬信之先生が登壇。マネジメント事業の根幹やA-Sketch設立の背景、今後の海外戦略について講義を行いました。自身の体験を絡めたわかりやすい解説を聞き漏らすまいと学生たちは真剣にメモを取っていました。
相馬氏の転機となったのは、サザンオールスターズのマネジメントを担当したこと。この出会いで人生観が変わったと語り、アーティストマネジメントの仕事は「才能を発掘し、育成していく」ことが大事であると実感できた貴重な機会となったそうです。サザンオールスターズの楽曲は立て続けにヒットしますが、ヒット曲を生み出す方程式など存在しなかったと述べ、この経験からマネージャーに必要なのは、アーティストに刺激を与えられる環境を整える力、時代のセンスや空気感を見抜く力、コミュニケーション能力などが大切だと語りました。
その他にも、海外に音楽コンテンツを展開する難しさを「やはりその国の言葉でコミュニケーションを取れなければ、浸透していかない。さらには文化を理解した上で楽曲を発信しなければならない。そこは忘れてはいけないポイント」と興味深い話が続きました。
最後に今後の音楽ビジネスの予測として「最近のエンタテインメントは無料で観ることを前提としているので、生でしか味わうことができないライブの価値を上げていくことが重要」と語り、さらに「無料で音楽を楽しんでいる人々こそが次の音楽業界のビジネスを担っていくだろう」との考えを述べて講義を締めくくりました。

講師 相馬信之さん

(株)A-Sketch代表取締役

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相馬信之さん

第15回 ROCKでない奴ァ ロクデナシ~ヤバイ優先2014

2012/1/15

最終回となる東京工科大学メディア学部の寄付講座。講師は圧倒的ライブパフォーマンスで人気のロックバンド“怒髪天”のヴォーカル増子直純先生。TV番組やCMにも出演するミュージシャンの登場とあって会場は多くの学生たちが聴講に訪れ大盛況となりました。
増子先生は、現代の若者はどのように人生を送っていくべきか、実体験をもとに学生たちに語りかけていきました。座右の銘は「ロックでない奴ぁロクデナシ」。2014年に怒髪天は結成30周年を迎えるが、これだけ長い間ロックバンドを続けてこられたのは「伝えたいことを激しく伝えるため」。日本では、ファッションや音楽も海外を真似たものが多いが、これからも日本オリジナルの音楽と世界観を作っていきたいとバンドのスピリッツを語りました。
さらに、ロックを選ぶ生き方はチャレンジする人生に似ているという。人間は誰しもが安全第一で楽な道を選択する傾向が強いが「安定した生活は果たして本当に幸せなことなのか、会社ありきの自分は本当の自分なのか。その答えを見つけることが一番重要なんだ」と熱弁をふるいました。自身の進む方向を判断する基準として「やるかやらないかで迷った時は、迷わずロックな(ヤバイ)道に進む」。ロックな道を進む方がつらいかもしれない。しかし、それを乗り越えることで成長することができて、楽な方には見えなかった景色が見えるようになるからとのこと。「スタートラインは人それぞれであるけれど、ゴールは最後まで走った人にだけ訪れるもの。才能とはゴールまでたどり着く能力である」、「やっての後悔一瞬、やらずの後悔一生」、「死ぬときに『良い人生だった』と思える人生を送ってほしい」。魂にビンビン響くロックな言葉が散りばめられた講義となりました。

講師 増子直純さん

怒髪天 vocal

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増子直純さん

肩書きは講義当時のものです

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